2013年8月21日水曜日

分析002

次回の動画投稿は8月28日の水曜日までにお願いします。


今回は以下のテーマで行なわれました。

1)股関節を割る事について見直す
2)ハムストリングスと腸腰筋について、見直し、さらに深く追求する。

制作した動画には入れ忘れたのですが「低重心ハムストリングス法」のスクワットと腸腰筋その場ステップのセットの間には、腹筋とハムストリングスのストレッチを挟んでください。

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また、もう一つ、「身体のクセを無くして行き、身体の力を素直に使えるようにする」と言うテーマに則った良い練習方法が有ります。

それは、置きティーを使います。バットは普通のバットが良いです。バットをやや短く持ち、左右のグリップの間は少し開けます。つまり、手の形を最高の形にするために、グリップエンドとボトムハンドがぶつからないようにし、トップハンドとボトムハンドがぶつからないようにすると言う事です。このグリップで五本の指を全て使ってバットを握ります。手とバットがピッタリとフィットする事が重要です。そして、下半身に関しては、両足の荷重を三点支持にします。この場合、股関節を割る事やハムストリングスを効かせる事よりも、三点支持を重視します。

グリップを少し短く、両手の間を少し開ける事で、なおさら三点支持がやりやすくなるでしょう。バットと手のフィット感が良くなり、両足と地面のフィット感も良くなります。この状態が、身体の力を一番、素直に使えます。股関節を割る事とか、ハムストリングスを使う事とかは、ややおろそかになるかもしれません。しかし、そうした事をガチガチに追求し過ぎて、身体の動きが錆び付いて来て、力が素直に発揮出来なくなって来た時、この練習をすることで、いくらか、身体の機能をリフレッシュさせ、筋肉がフレッシュな状態に戻り、身体の力が素直に使えるようになって来るでしょう。そうして、その練習が倦怠期に入って来たタイミングで再び、股関節を割ったり、ハムストリングスを使う事を追求したり、グリップを決めて行くなど、構えを固めて行く作業を再開すれば良いというわけです。

このテーマは、去年の夏に江坂の公園でお話したテーマと重なります。(身体の力を素直に使えている例として)全盛期の広島の前田(グリップにクセが無い)を例に挙げて説明しました。実際、その直後の動画では、筋肉がフレッシュな状態で身体の力を素直に使えています。


この辺は、林さんにとって、一つの大きなテーマ、あるいは不振になった時に、それを脱却する引き出しの一つになるでしょう。
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ホセ・カンセコ


また、股関節の円運動をバットに連動させる練習によって、良い動きを身体に染み込ませて下さい。(ホウキでヒッチを出す練習と同じ意味です。)ただ、これは軽いバットで行なう事が重要です。重いバットだと腕が受ける負荷が大きく、どうしても打撃の精度が落ちるからです。動画はカンセコですが、そういう動きが染み付いているのが良く解ります。他には、ジョニー・ゴームス、カルロス・デルガド、ケン・グリフィーJr、アルフォンゾ・ソリアーノ等がそうですが、この動きを実戦用のバットで行なうと、やや精度が落ちる感は否めません。

実際に、試合で確立の高さを発揮するのは、ジェイソン・ジアンビのようなタイプだと言う事です。


以上です。

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